衆議院議員 玄葉 光一郎(げんば こういちろう)の公式ウェブサイトです

本文とグローバルメニュー・サイドメニュー・フッターへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

玄葉光一郎事務所 Koichiro Gemba Official web site

お電話でのお問い合わせ

東京都千代田区永田町2-2-1衆議院第一議員会館819号室 

ともに乗り越える。

本文のエリアです。

メッセージ

「福島県の皆さまへ」

まず、この度の大震災で被災された多くの県民の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

地震・津波・原発事故によって大切なものを失われた皆さまのことを思うと胸が張り裂ける思いです。

皆さまの悲しみや痛み、怒りを全身で受け止めながら、まずは被災者を始め、県民の皆さまの生活を安定させ、その上で福島を復興させるために、皆さまとともに全身全霊取り組む覚悟です。

 

今、政府は原発事故問題、震災・津波の被災者支援対策に全力で取り組んでおります。

原発については菅総理と枝野官房長官、海江田経産大臣を中心としたチーム、被災者支援対策については、松本防災大臣や仙谷官房副長官を中心としたチームが不眠不休で取り組んでおり、私は内閣の一員としてその両方を全面的に支える役割を担い、各関係機関の調整等に奔走しています。

 すぐにでも地元に飛んで戻りたい気持ちをこらえ、政府内にて与えられた職責を全うすることこそが、結果として最も福島のためにお役にたてると自らに言い聞かせて、日々の任務に臨んでおります。

 

福島県については、とにかく原発事故をこれ以上悪化させないこと、一刻も早く事態を収束させることに尽きます。

皆さまの多くが、本当に大丈夫なのかという不安の中で生活をされていると思いますが、今回の避難指示は、放射線防護に関する国際的な学術組織である国際放射線防護委員会の定める避難指示の範囲の基準を踏まえつつ、万が一の場合を考え、より安全を確保できるように万全の対応を取ることを目的にしていますので、ご安心ください。

 一方で今後の推移は予断を許しません。そのために、政府のもとに関係府省はもとより、自衛隊、警察、消防、自治体、さらには全国の研究者や民間の専門家などが集結し、一丸となって対処しています。皆さまは、一部の噂に惑わされることなく、今後政府から出される指示に落ち着いてしたがってください。

 

避難所等に避難されている方々はもちろんのこと、その他の多くの県民の皆さまが、燃料や物資が枯渇する危機的な状況のなかで、本当にギリギリの生活を余儀なくされていることは大変申し訳なく思っております。今回の震災はM9.0という例を見ない規模の巨大地震で、その被災地域が600kmの広範囲に及び、物資・燃料等の全体量が不足し、また物流も滞っていたのが大きな原因でしたが、状況は改善されつつあります。福島についても徐々にではありますがガソリン・物資等が供給され始めており、我々も内閣の最重要課題として政府を挙げて継続して努力いたします。

 

福島県は間違いなく過去最大の苦境に立たされています。

そんな厳しい状況のなかで、疲労困憊の中、被災者支援対策に奔走されている行政・自治体関係者の皆さま、決死の覚悟で原発事故対応、救援・救護活動に従事頂いている自衛隊・警察・消防・海上保安庁の皆さま、献身的に働いて頂いている医療福祉関係の皆さま、被爆の危険に晒されながら原発にて復旧作業をして頂いている関係者の皆さまに深く感謝を申し上げます。そして何よりもこの未曾有の事態に直面しても冷静さを失わず、秩序を保ち、お互いに支え合って必死に踏ん張って頂いている県民皆さまの姿勢に心より敬意を表します。

 

過去最大の困難を乗り越えるためには、全ての県民が一致団結するしかありません。

県民の皆さまの「いのち、生活を守る」ため、気概を持って死力を尽くします。

将来の世代の人々から「あの時の人たちのおかげで今の素晴らしい福島があるんだ」と言ってもらえるように、私も県民の皆さまの力を信じ、共に歩んでいく覚悟です。

 

ページトップへ